ある王国には秀才で礼儀正しい王女がいました。その王女はみんなに愛され…ませんでした。王女は人との関わりを最小限にしていたのです。「愛想のない王女」「冷酷の王女」としてみんなからは避けられておりました。
それに対し、この王国の騎士団長は優しく、剣術は国1番の腕前の持ち主でした。彼は多くの人からしたわれていました。
俺は騎士団長の佐々木。俺には気に食わない奴がいる。それはこの国の王女、金沢結である。彼女は人との関わりを最小限にしている。使用人達も避けるようにしている
彼女は騎士団副団長を務めている。とても優秀で何より剣術が上手い。俺と彼女は同い年で友達だ。
あくびをしながら聞くと彼女はあるものに見とれていた。
そう、王女だ。
そう話していると王女の前に1人の女性が立った
料理長の鹿島だ。
王女の顔はぴくりと動かず黙って通り過ぎる。
その後ろに続く使用人たちも無表情のままだが…
料理長はその場で立ち尽くしていた。
その後ろからもう1人の女性が肩に手を置く。
梅はドレスの制作を行っている。女王の服も全て作成している。
そのまま2人は厨房へと歩いていった。
こいつは騎士団の医者だ。怪我した時、こいつが治してくれる。
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俺は訓練の後、いつも図書館に行っている。なぜなら魔法も学びたいからだ。魔法を学べばもっと強くなれる。きっと…王族専属騎士にもなれるかも…
俺は初級魔法専門の魔導書を手に取る。
思わず剣を出してしまった。
こいつは和田。王族専属の魔導師だ。
俺は静かに剣をしまう
あいつはよくひょっこりと出てきては俺にちょっかいを出して去る。
まぁ、あいつも忙しいけど俺と軽く遊びたいんだろうな。
俺も初級魔導書を持ち中央の机に向かう。
ちらっと机を見ると王女がいた。
あそこ行きたくねぇ!!
俺はあいつと同じ空間にいたくないので魔導書を戻し、急ぎ足で寮に帰った。
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俺はこいつらと同じ寮だ。
じゃああのイタズラはどうした。
今崎が少し遠くのソファーから見つめてくる。
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好評であれば続きます。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。