元気だなぁ…
水持っていかないと
莉犬くんとジェルくんの分…
あ、そうだ、莉犬くんに服渡しとこう
おー頑張ってる頑張ってる
さてと
ころちゃんの様子、見に行くか
ぐっすりだな
服置いておこう
あとお茶も
すごい汗だな
悪夢でも見てるのか…
タオル…あったあった
出しておこう
よし、部屋に帰ろう
ご飯、俺のって美味しいのか?
ちょっと作って食べてみよう…
できた
まあ確かに前よりかは美味しいかも
でも、俺が目指してる味じゃない…
色々作ってみるか
ころちゃんがいっぱい食べてくれそうだし
やっぱり何か足りない…
とりあえずころちゃんのところもう一回見に行こう
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…特に好きな食べ物…ないな
冷蔵庫大きい…
聞いてくるってことは食べたことのあるものだろう
それはたぶん
…ふつう
白いかみの毛で女の人っぽい顔をしているのに「ぼく」っていう人
そうかんたんに忘れないでしょ
よく、分からないや
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ころちゃんが凄く笑顔になってくれた
嬉しい…かな
俺が料理に足りないもの…
「君の笑顔を見たいからだよ」
…繋がってるのかな
笑顔って…俺笑ってないと思う…な
愛想笑い、頑張るか
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!