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第2話

過程はいいから、
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2019/11/12 09:38
「あの、また独り言…?」
?「ん?ああ!すみません、口が緩くて…へへ」

口が軽いでは…?

「そういえば、分身なんて言ってましたけど、じゃあ…?」

?「おや、察しが早いですね。そうです。あなたの名前と一緒。」

じゃあ……?


「高森…?」

水「水路みくろ…です」


嘘……


「本当…?」

水「ええ、本当です。」

「じゃあ、来週の日曜日に校内マラソンがあるんだけど、出てくれる…?」

水「はい、受けましょう。」

水「艱難辛苦全ての代行者エージェント、それが私です。」


なんか難しい事だな…けど、


「課題も?」

水「はい。」

「宿題…も?」

水「はい。」

「……。」

水「…話しても?」

「あっ、はい!」

水「ええと、なんでも受けると言いましたが、タダではございません。それ相応の対価を貰います。」

「ですよね、タダじゃあ不公平ですもんね」

水「はい。では、例としてさっきまでの依頼を使いますね。
マラソンの場合はまあまあ嬉しいもの、宿題は些細な喜び、課題はプリンです。」


あれ?


「プリン……?」

水「大好きなので。」

「そこは違うんだ…」↓プリン嫌い

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