ハルトとジェヒョクが連れてきたのは、どう見ても猫なんかじゃなくて…
弟2人は日本から来たイケメンと韓国のイケメンに撃沈
ここは最年長である俺がガツンと!
……しっかりしろ、俺
真剣な表情をして、2人にそう告げる
ドヨンとジュンギュ、ジョンファンと俺たち以外はみんなスタジオに行ってるから、今しかないんだ
何も言わずについてくるハルトとジェヒョク。
俺たちは宿舎のとある場所へ向かう
俺しか知らない部屋
知らないというか、入れないというか…
その部屋は他の部屋に比べて狭いから、物置とかに使おうと思ったけど。
…弟達が好き勝手使うのもあれだし、物置なんかにしたら絶対この部屋が汚くなるのが目に見えてるから、鍵を持ってる俺しか入れないんだ
目をウルウルさせる2人に、一瞬怯んだけれど…
真顔を保って聞けば、急に黙り込んだ
急にまた黙ったかと思えば、ハルトが抱き抱えてるその子の腕を優しく持ち上げるジェヒョク
何故だろう、この嫌な胸騒ぎは。
ジェヒョクに腕を持ち上げられても、目を覚ます様子が微塵もない女の子
そう言って持ち上げた女の子の腕にかかってるハルトのコートをまくるジェヒョク
そこにあったのは…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!