俺を見た瞬間、"イケメン"と言った
後ろでジェヒョギヒョンが、"ルト…"と俺を名を呼ぶ
わかってる、関わっちゃダメだったんだ
俺の事をイケメンと呼ぶのはやっぱりTREASURE MAKERしかいない
(まぁ俺の存在を知らなくても、俺がイケメンに見えるのは仕方がない事だけど)
落ち着け、俺。
なにもなかったことにして宿舎へ帰ればいいだけだ
…なんて、考えるけど。
やっぱり、見捨てれないよ?俺。
いきなり、目の前の女の子は大きな目からボロボロと大粒の涙を流す
"本当にTREASURE MAKERか?"
いや、そうだとしてもどこか…
なんだか、嬉しくて泣いているみたいだけど何かが違う。
どこか違和感があるというか…
どっちにせよこの時の俺とシュアにはもう、当時目の前にいたあなたを見捨てる選択肢なんて、もうなかったんだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!