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第24話

24you
ジェヒョク
ジェヒョク
あ、あともう一つ謝るね?
君の熱を測りたいから、少し君に近づくよ


そう言って私に近付くジェヒョクと名乗る男。
その男が立ち上がると同時に蘇る、忌々しい日々


あなた

触るな!!!!!




思わず叫んで突き飛ばせば、顔を歪めて離れる男
シーンと静まり返る部屋

やめろやめろやめろやめろ
落ち着け、私。
手の震えが止まらない

何故だろう
今までこんな事なかったのに。

あいつらに殴られようが、蹴られようが、何をされても体が震えることなんてなかったのに。
何がこんなに怖いのだろう



ジュンギュ
ジュンギュ
ルト!!やめろ!



さっきジュンギュと名乗った男が叫ぶ
目の前を見れば、最初の方にぶっきらぼうに挨拶をしてきたハルトと名乗る男…


殴られる…!!!








ギユッッと目を瞑る
あぁそうか、私はこれが怖かったんだ

だった短い間だけど、直感で感じてた
この人達は、あいつらと違う…かもしれない、と




"危害は加えない"




ジェヒョクと名乗る男に言われた言葉
思いっきり怪しかったが、何故か、信用してもいい気がした



この人達は、私を殴らないかもしれない
私を鎖で繋いだりしないかもしれない



そう、感じていたんだと思う。

あぁ、これが嫌だったんだ
信用しかけた時に裏切られるのが、どうしようもなく怖かったんだ






.







.






…あれ?
恐る恐る目を開ける



ハルト
ハルト
殴らねぇよ




耳元に届く、低くて優しい声。

殴ってない?なんで?なんで?
私はあんたの仲間を突き飛ばしたんだよ?

いつもみたいに怒鳴ってよ
いつもみたいに殴りなよ
なんで抱きしめるの?
なんでこんなに暖かいの?


あなた

や、めて...

ハルト
ハルト
やーだー
言ったじゃん、危害加えないって。
てか、加えてるのそっちだからねー?



あはは、と呑気に笑う
なんだか心臓が変な音をたて始める



ハルト
ハルト
はいはい落ち着いて~大丈夫。
大丈夫だから




耳元で優しく囁き、そのまま抱きしめながらポンポンと私の背中を叩く
そのリズムがどこか懐かしくて、すごく暖かい


あなた

...!




なんでこんなに泣きたくなるんだろう
なんで彼らは…
私が欲しかった温もりを、今、与えてくれているのだろう