~ さとみ ~
俺たちは食べ終わったので片付けようとした
ナミも“手伝う”と言うので一緒にやった
着々と進んでもう少しってとこで
視線を感じた
しかも横から・・・ 多分ナミが見ているのだろう
そんなに見られると恥ずかしいと思ったら
髪が落ちてきて、照れるの隠せると思ったら
髪を耳にかけられた
と反応してしまった
するとナミが
え、顔が見たく・・・ってすげー照れるんだが
だから意地悪で言ってみた
普通なら照れるんだけど、ナミは
あ、やばい、俺が逆に照れちゃった//
今のは反則だろう・・・
ナミがさらっと言うから
しかも同じ目線で“綺麗”って
言われたの初めて・・・
ナミだって綺麗だから
嬉しかったと同時に恋に落ちた
好きになってしまった//
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!