虫眼鏡side
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今日は彼女と一緒にスタジオへ来た
のはいいんだけど…
メンバーとの距離が近すぎる.
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あなた 『としみつくん』
と 「ん?どうした?」
あなた 『今度ギター教えて貰いたいなぁって』
と 「いいよ . ハマってんの?」
あなた 『ちょっとね』
ほら、としみつと仲良く話しちゃってさ.
て 「あなたちゃん!これお土産!」
あなた 『え!やった!ありがと!』
と 「あなたちゃんー、」
あなた 『何ー?』
と 「ギター教えてあげるからおいでー」
あなた 『わかったー』
ダメだ、
このままだとあなたが取られる…
僕は立ち上がってあなたの腕を掴んだ
あなた 『どしたの?』
虫 「ほんとに行くの?」
あなた 『すぐ帰ってくるよ』
虫 「やだ…」
あなた 『…なんか今日可愛いね』
あなた 『え、どうしよ』
と 「あなたちゃ……あ、ごめん」
と 「お幸せに…ね?」
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虫 「あなたさ、」
あなた 『ん?』
虫 「メンバーとの距離が近すぎ」
虫 「僕もメンバーなんだから.」
あなた 『ごめんね』
虫 「いいよ.可愛いから許す」
あなた 『/////』
虫 「顔真っ赤w」
あなた 『うるさいっ///』
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自己満です.ありがとうございました.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。