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まだ廉と一緒に居たい、なんで俺こんなにワガママなんだろう、
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…何それ、優しすぎるよ、
彼女さんが羨ましいくらい、全部パーフェクトなんだもん、
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さっき廉が貸してくれた上着…
返すの忘れてた…
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やっと家に着いた。
紫耀のせいでめっちゃびしょびしょ!ほんと有り得ない!
『今日はありがと。楽しかった』
廉からのメッセージ一つで心臓が落ち着かなくて、胸が締め付けられる。
「俺も楽しかったよ!ありがとう!また行こうね!」
返信するだけで自分の顔が熱を持ちすぎてるのが分かるくらい、廉に夢中なんだ…
どうせ、明日もいつものカフェで会えるのに、
今も傍にいて欲しい…
『電話、今日は無理かも。ごめん』
「大丈夫だよ!おやすみ!」
…彼女が居るからなんて、分かってるんだけどな…
to be continued
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。