🍋 じょんぐく君…
🐰 分かってますよ、彼氏がいるのは。
🐰 ただ、ここまで好きになるのは初めてなんです。
🐰 だから…許してください
前を向いてじょんぐく君は言った。
🍋 そっかぁ
🍋 …私、嬉しいや!
🐰 え?
🍋 あのね、こんな人に好きになってもらえるのって凄い嬉しくてね、たしかに私はテヒョンくんがいるけれど
🍋 でも、そう思ってくれる人がいるだけで嬉しいんだよ?
じょんぐく君は大きな目をパチクリする。
そのあとにっこり笑った。
🐰 あなたさんって、少し馬鹿なんですかねㅋㅋ
🍋 へ!?
🐰 彼氏さんがいるんだからそんな事他の人に言ったらダメですよㅋㅋ
🍋 そ、そうなの?
🐰 はいㅋあ、でも
🐰 あなたさんの気持ち、聞けて良かったです。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。