俺は1人で行動する……
小瀧が巻き込まれた時にそう決めていた…
だからまた1人で給食室付近に来ていた…
俺がそう思っていると……
とまっすーが来てくれる…
そう会話していると……
と小山がやってくる…
俺を見てた時は笑顔だったのだが…まっすーを見た途端……
とちょっと不機嫌な顔をした……
まっすーがカチーンと来たらしいが…とりあえずほっといて……
……やっぱりおかしいよ…
小山は確かに潔癖だけど…こんなことは絶対に言わない……
そう言って包丁を出す……
そう言って…俺に近づく……
ズサッ
……あれ?痛くない?
目の前にまっすーがいて…俺の盾になってくれた……
だが……腕に切り傷ができていて…手で抑えるがどんどん血が出てくる……
俺は直ぐに持ってたハンカチで応急処置をする
この光景を見てた小山は……
包丁を落として…………
小山はそういい…悔しいという気持ちを顔に浮かべたまま……落とした包丁を手に取り…また傷をつけようとするが……
といい…しゃがんでしまう……
俺がそう呼びかけると……
と…辛そうに伝える…
この言葉を放っている時の小山は…狂っていなかった……
俺はその魔術には心当たりがあった……
そう言って俺は…まっすーを連れて逃げた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!