第5話

ぬいぐるみじゃなく……
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2019/01/12 16:21
俺は鬼という存在がなんとなくわかっていた…
……まぁ無理にでもわかるよな…
……とりあえず今は小山と手越にあったら不味い…
確実にどっちかが俺の命を狙っている…
増田貴久
増田貴久
……とりあえずどこかの教室に隠れているか…
俺はそう呟き…
今いるフロアの教室は6-1 6-2 6-3 そして6年学習室の4つの教室があった…
俺は何となしに6-3に向かって歩いていた…
……そしてあとちょっとで6-3…という時に…
6-2で…グサッと言う音が聞こえた…
増田貴久
増田貴久
……誰かが…刺されたのかな?
そう思い…そっと覗くと……
俺に背中を向けて…何かにグサグサナイフを刺していた…
……俺は髪色からして…誰かは心当たりがあったのだが…見なかったことにして…ゆっくりドアを閉める……
…………だが閉める時にちょっと音がしてしまった…
増田貴久
増田貴久
(やべ……)
気づいてないと思っていたが…
手越祐也
手越祐也
……廊下に誰かいるの?
と…その教室にいる……手越が声を出す
俺はその言葉が聞こえても無言でいた…
手越祐也
手越祐也
……気のせいかな…
あーぁ…ねぇ〜貴ぁ…そろそろ喋ってくれない?
俺と会話するの嫌なの?
とまさかのクマのぬいぐるみに話しかけていた…
そのクマのぬいぐるみはボロボロでやばい状態だった…
俺は怖くなって…しげと合流したいという気持ちが強くなり…
元きた道を戻ろうとすると……
手越祐也
手越祐也
あっ…………
と手越に見つかってしまう
手越祐也
手越祐也
まっすーだぁ!!
増田貴久
増田貴久
まっ…まっすーだよw
俺は怖くて言葉が震えてしまう…
手越祐也
手越祐也
ねぇまっすー! 見てよ!!
といいクマのぬいぐるみを目の前に突き出してくる…
そのクマのぬいぐるみの脇腹にはナイフが刺さってあった
手越祐也
手越祐也
このぬいぐるみ…まっすーに似てるから貴って名前にしたんだ…
貴がいるから俺は寂しくないの…ずーっと二人っきり
増田貴久
増田貴久
そっ……そっか……
えっと……俺急いでるから…
手越祐也
手越祐也
……でもね…貴もいいんだけどね……
俺は…まっすーが欲しい…
増田貴久
増田貴久
えっ……
もぉ感ずいてたけど…やっぱ手越は……
手越祐也
手越祐也
俺はまっすーを貴みたいに持ち歩きたい!!
ダメ?
増田貴久
増田貴久
……いや…それは……
手越祐也
手越祐也
まぁ…拒否されてもまっすーには貴になってもらうけどね…
手越はそういい…ぬいぐるみに刺してあったナイフを振り回す……
増田貴久
増田貴久
うわぁ!
俺はとりあえず逃げた…
幸運な事にNEWSのメンバーの中では手越は短距離が1位…俺は長距離が1位だった…
段々手越もバテてきて…追いかけてこなかった…
増田貴久
増田貴久
……巻いた…か……
俺は違う塔の1階まで逃げ…座り込んだ……
増田貴久
増田貴久
はぁ……はぁ…
この鬼ごっこ…かなりやばいよ…

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