まだヌナsideです(by 作)
なんでグクに言わないかって?
そんなの決まってる。
グクは心配するに違いない。
昔からグクは自分の事より私のことを考えてくれた。
だから、これ以上悩ませたくない。
困らせたくない。
これが私の最後の願い_____。
私の病気は悪化していく。
恐ろしいくらいに、私の生きれる時間は短くて、私だって生きたい。
けど、神様が許してくれないんだ。
グクはヌナが居なくなったら、泣くかな?
泣かないかな?
グクはヌナのこと嫌いになったのかな?
だとしたら泣くわけないよね、、
私は1日中そんなことを考えてた。
ヌナside end
次の日。
ガチャ。
ヌナはスヤスヤと眠っていた。
こんな風にヌナを傷つけてしか、ヌナを繋ぎ止める事が出来ない自分が大っ嫌い
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!