第20話

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2019/03/18 07:29
高橋海人(タカハシカイト)
高橋海人(タカハシカイト)
ってことで今日はしめちゃんとすがちゃんよろしくねー!
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
へ?
高橋海人(タカハシカイト)
高橋海人(タカハシカイト)
ん?掃除当番だよ、2人隣同士でしょ?
そうだ、確か出席番号順の席で今隣だから…………



しめちゃんと掃除当番だ……………



気まづい2人の空気を察したか、海ちゃん先生は
高橋海人(タカハシカイト)
高橋海人(タカハシカイト)
はいじゃあ2人以外かいさーん!
と終礼を無理やり終わらせた。
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
…………………
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
あ、あの!頑張ろ!しめちゃん!
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
…………………
2ヶ月経っても全然話せなかった。


その2ヶ月後がこんな気まづい形で話さないといけなくなるとは………………‼



私は机と椅子を下げだした。
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
わっ……‼
置き勉が多すぎる机に、グラリとよろけたその時。


横から両手が伸びて、片方は机を、片方は私を支える。




静かで無口で毒舌で、その割に整った顔。



しめちゃんだ。
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
………………
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
しめちゃん………‼‼‼あ、ありがとう………‼
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
………須賀森、ホウキやって
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
うん…………
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
お前さ
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
近寄らないで、みたいな事言ったけど、大変なら助け求めろよ
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
へ?
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
女子なんだから、大変なのは男に任せろよ
無愛想に机と椅子を下げながら、淡々と話すしめちゃんは、私が好きになった不器用だけど優しいしめちゃんで。



また心を撃ち抜かれる。
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
…………わ、私が追っかけ回して何とかって、あれ、本気だった…………?
これにはいと答えられたら。


もういいの、片想いで諦めよう。


そう思い、今までで1番のウザ絡みをする。
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
いやぁさ!あれまじに受け取ったらもう絡めなくてつまんないんだけどーーー!でもそれならそれで遠くから見てるからいいんだけど………
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
あぁ、あれ?
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
……………………まぁ、あれは言い過ぎた(ボソ)
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
んー?
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
……………………だから、絡んできていいって言ってんの
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
へ…………まじ!?
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
……………いたらうるさいけど、いなかったらつまんない
須賀森(なまえ)
須賀森あなた
ッ…………しめちゃん大好き!!!
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
七五三掛龍也(シメカケリュウヤ)
うるさい、ウザイ
良かった、私嫌われてなかった。


無事仲直りした私には、前のハイテンションが戻った。
井上瑞稀(イノウエミズキ)
井上瑞稀(イノウエミズキ)
…………………

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