俺の席の前の近くに立った榊は俺の目を見て少しの笑みを浮かべる。
そしてこう一言
俺はボーっとその顔を見上げるだけ
いつの間にか榊は前に座っていた。
艶のある髪、俺より少し低い身長。
皆は知らない。
コイツの正体を……………_______
俺は榊の腕を掴み引っ張り立たす。
そしてもう一人の方向を向く。
まぁ、そのようなものだ。
俺たちの話をしてるのを聞きながら来たのは屋上。
俺が一番好きな場所だ。話すのにも丁度いいだろう。
バタンッ
湊が勢いよくドアを閉める。
相当動揺してるのか力が入ってしまったようだ。
榊が呆れ顔で両手を上げて降参ポーズをする。
当たり前の質問だ。
冷静な顔で夏はまだ呆れ顔で頷く。
俺と湊は一緒に夏をみて尋ねる。
麗央&湊『何でお前男装してんだよ。』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。