第27話

すぐには。
412
2019/02/19 08:53
俺は最初に家に帰った。
シルク
シルク
っ…!居ないのかよ…
それから、公園とか秘密基地とか、
思い当たるところを探しまくった。
けど、見つからなかった。
シルク
シルク
あ!あそこだ!
そう思って、ついたのは…あなたが元々住んでいた家だった。
あなたとおばあさんが住んでいたが、今は空き家だ。
シルク
シルク
あなた。
ピーンポーン♪
シルク
シルク
あなた。俺だ。
あなた

シッ…シルク!

シルク
シルク
開けてくれよ。話してーんだよ!
あなた

今話しても意味ないし!

シルク
シルク
ちょっ…あなた!
けれど、いつまで待ってもあなたがドアを開けることはなかった。

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