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2018/12/18

第6話

チャプター4
蒼樹(そうき)
じゃあなー
他の部活の友達に言いながら俺は帰った。


俺はみんなと違ってバス通学だ。
幼馴染の魁斗もバス通。
他にも夜空さんとかミキと池河とかあと水葉さん。

水葉さんって言うのは結構頭が良くてアニメが大好きな女子。
字が綺麗だったりクラスの中でも、所謂「美人」に入る見た目だ。


今日は部活が無い日。
家でゆっくり休める日だ。

だからゲームでも本でも漫画でも、何してもいい日だ。
さて、何しようかな。
まずは宿題を終わらせるだろ?

その後に本を少し読んでゲームしようかな。
魁斗(かいと)
…おい!
蒼樹(そうき)
わっ
魁斗(かいと)
さっきから呼んでるだろ
蒼樹(そうき)
ああ、ごめんごめん
いつの間にか隣には魁斗がいた。
蒼樹(そうき)
で、なんだよ
魁斗(かいと)
いや呼んだだけ
蒼樹(そうき)
なんだよ
笑いながら言った。

幼馴染で、昔はよく共に行動していた。
だけど年を重ねるごとにそれはあまり無くなった。
小学校に入ってクラスが別々になったからだろうか?

それとも、もっと気の合う友達を見つけてしまったのか。
魁斗(かいと)
お前家でなにすんの?
蒼樹(そうき)
いや、俺真面目だからさ、勉強
魁斗(かいと)
どこがだよ
蒼樹(そうき)
うっせ
今でも昔のように話したりするけど、
お互い、こういった日に家に遊びに行く訳でもない。
池河(いけかわ)
おーい!
ヒル
おーい
後ろを振り返ると、
ヒルと池河が手を振っていた。

俺たちは止まってふたりを待った。
ヒル
おい魁斗、折り紙を教えてやるよ
魁斗(かいと)
どうでもいいわ
ヒルは意外と折り紙などが好きだ。
理由は簡単、
授業が嫌だから暇つぶしに折り紙やチェス盤を作ったりする。

そんなヒルに魁斗は少し笑いながらつっこむ。
池河(いけかわ)
ねえねえ蒼樹くん聞いてよー
大体池河の話の始まりはこうだ。
池河(いけかわ)
言い忘れてたんだけど、僕ガチャ運無さすぎなんだよ…
ヒル
は!雑魚め!
池河(いけかわ)
うるせぇよ
池河はすぐに真顔になってつっこみをする。
蒼樹(そうき)
いや、前から知ってたよ
池河(いけかわ)
ええー、僕そんな無いのかよ…
魁斗(かいと)
お前らしいな
池河(いけかわ)
えぇ…
何が出たのかは聞いてないけど、
自分に入らない所謂「雑魚キャラ」というものが出たらしい。

俺も結構ある。

言うのを忘れてたが、
このメンバーで話すのは登下校だけかもしれない。
所謂バス通組みたいな。



バス停に着く。

夜空さんは静かに宿題をしている。
水葉さんは読書。

俺らは引き続き喋る。
池河(いけかわ)
…でさ、響介くんはさいいの出たらしいし
響介ってのはヒルと同じ部活のやつ。
言葉遣いとか荒いけど、
意外と優しくていいやつだ。
ドラマやマンガの不良みたいな感じ。



いつの間にかバスが着いていて、
俺らはそそくさと乗る。

後ろの席には池河とヒル。
俺の隣は魁斗。
池河(いけかわ)
あとさ
蒼樹(そうき)
まだあんのかよ
思わずつっこむ。
池河(いけかわ)
踏夜くんは2回目くらいで激レア出たしさぁ
踏夜くん。


ああ、早退したんだっけ。
確か風邪だった気がする。

俺は窓に肘をついて外を眺めた。

後ろと隣で喋っている。
声は聞こえるけど何を話してるかは理解出来なかった。
魁斗(かいと)
おい、蒼樹どこ見てんだよ
ヒル
猿でもいんの?
池河(いけかわ)
お前だろ
ヒル
あぁ?お前は河童だろぉが
池河(いけかわ)
黙れ
仲がいいんだか悪いんだか…
蒼樹(そうき)
いや、考え事
魁斗(かいと)
うわ、らしくねぇ〜
そんなにか?
俺も結構考えてるけどなぁ…



それからバスに揺られて数分、
俺が降りるバス停に魁斗と水葉さんなどが降りた。

俺と魁斗は歩いて五分の距離に家が並んでる。

俺はふたりで歩いて家に着いた。
その間、何を話してたのかも覚えてない。
ずっと考え事をしていた。
蒼樹(そうき)
…ただいまー
俺にはひとりの兄がいる。
龍樹だ。
高一の兄。確か、かるらーとかの兄のふたつ下。
俺と同じ部活で、まあまあモテてた。

龍樹はまだ帰ってきてないようで、
お母さんもお父さんもいない。
家には俺一人。

自分の部屋に行き、カバンを置く。
制服をハンガーにかけてベッドにダイブしてやった。



よしまずは宿題からだ。
ダイブしたのに俺はベッドから出た。
今日は数学と英語のプリント、国語の漢字練習、一日の記録と言う名の日記。

まず俺はプリント類を片付けることにした。



あれから数十分。
全ての宿題を終わらせたので再びベッドに本とダイブした。
寝転がりながら学校で借りた本を読んだ。

その本ってのはラノベ小説?の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」という本。
これは池河とか踏夜くんとかがよく読む本だ。
読んでみたら面白くてハマった。



…そう言えば、
踏夜くん大丈夫かな?
あまり具合悪くて休むキャラでもないし。

だから風邪ってのは意外なものだ。




俺は開いた本を閉じた。
ゲームでガチャを回すことにした。
でも、池河のこと考えると回す気失せるなぁ…

そう思ってまた本を開いた。


通信制のゲームをしようと思ったけど、
踏夜くん出来ないだろうと思ってやらなかった。






次の日、踏夜くんはまた休んだ。