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2018/10/21

第4話

チャプター2
みなみ
ねぇ夜空〜、わかったー?
夜空(よぞら)
わかんなかったぁ、かるさん分かる?
かるらー
うちが分かるわけないでしょ!
みなみ
そっかそっかごめんごめんw

あの三人の組み合わせは最近見る。
あまりいるイメージが無い。

かるさんと呼ばれるかるらーは七海といることが多いし、
夜空さんもその二人と一緒にいることが多い。
今宵(こよい)
ねえ誰か図書館行こ〜

女子あるある、誰かと一緒に行動する。
俺にはあまり理解が出来ない。
みなみ
あ、みなも借りたい本ある
夜空(よぞら)
うちも

かるらーと七海以外の三人が図書館へ行くと教室から出ていった。
俺は引き続き本を読む。

騒間(そうま)
てか蒼樹って俺のこと無視するよな〜
そーゆーとこだわぁ
七海(なみ)
確かにお前一番無視されてるわw

俺は無視。
ていうか、本に集中する。
騒間(そうま)
ミキとか踏夜とかならすぐ話すくせに
ゲームの話とか
蒼樹(そうき)
別に無視するわけじゃねぇからな?
かるらー
おぉ反応したw

ついうっかり本から目を離して会話に入ってしまった。
すぐに終わらせて本に目を向ける。

騒間たちは別の話題に移った。



俺のいるこのクラスはほんと独特だ。

変に団結力があったり、
ふざけてる割に真面目で真剣な部分あるし、
先生達によく好かれることがある。


男女中も他の学年よりも仲が良い。

男子は洒落っ気付かないし、
女子は女子らしくない。(主にかるらー達の部活)





本を読み終わった。
休み時間はまだある。

俺は図書館へ向かった。
池河(いけかわ)
あれ、蒼樹くん図書館?

やって来たのは池河。

クラスで優秀な成績の持ち主。
授業中の居眠り、テスト勉強をサボる、そしてうるさい。

そのくせして頭がいい。


本を読んでるからか?
池河(いけかわ)
僕もこれから行くとこ
蒼樹(そうき)
おう

二人で図書館へ向かう。

普段、池河は踏夜くんと図書館へ行くことが多い。
そう言えばあんなに話すのに踏夜くんとあまり図書館へ行かない。


俺と踏夜くんは結構本を読む。
そしてゲームの話もよく合う。

意外だった。




池河(いけかわ)
ねぇこれ面白そうじゃない?
蒼樹(そうき)
なにこれ

変なことを考えてたら池河がこっちに本を差し出した。

結構前からあった本。
タイトルは「過ぎ去りし王国の城」というものだ。
宮部みゆきさんと言う人の本。



表紙とタイトルからして面白そうな本だ。
池河(いけかわ)
あ、やっぱ僕これにしよ

さっき手に取った本、「過ぎ去りし王国の城」を本棚に戻して池河は他の本に手を出した。
タイトルは見えなかった。

その本を片手に司書さんの元へ向かって行った。


俺はさっきの本を手に取って司書さんのとこへ。








そして俺らは教室に戻って残りの時間を読書に費やした。




キーンコーンカーンコーン。
三時間目開始のチャイム。


先生が入って来てみんなで授業開始の挨拶。

ちなみに三時間目は社会。



俺らの学校の社会の授業はノートとプリントの消費量が多い。
書き込むことも多いし、ファイルも厚い。





そう言えば…

休み時間あたりから踏夜くんがいない。


確か授業開始の時の挨拶の時に日直が言っていた「保健室一名」は踏夜くんのことか。




ガラガラガラ

後ろの戸から音がした。
振り返ると踏夜くんが登場した。


すると社会科の先生は聞いた。
社会の先生
踏夜さん、どこ行ってたんですか?
踏夜(ふみや)
保健室です

マスクを付けていて少しだけだるそうだった。
踏夜(ふみや)
37度でした
社会の先生
それ完全に風邪じゃないですか!

先生は笑いながら言った。
みんなも笑う。
もちろん俺も。



その授業は踏夜くんの風邪であまり集中出来なかった。

原子力発電の危険性や、
放射線の怖さも、

何も入ってこなかった。







そしていつの間にか授業が終わってて、
俺は本を自然と広げていた。

まだ読み始めたばかりの「過ぎ去りし王国の城」。


読んでいたら「あ、」と言う声が聞こえた。
かるらー
それ読んでんの、面白かったよ
蒼樹(そうき)
お前これ読んだの?

声の主は予想した通り、かるらー。


かるらーは意外と本を読む。
見た目や普段の行いからして漫画やテレビ、ゲームの方が似合う。

もちろんそれらも好きだろうが、本も好きらしい。


俺が読んでる本とかも読んでたり、
たまに本の事で話す。
かるらー
うん、ネタバレしてあげよっか?
蒼樹(そうき)
遠慮しとくわ

笑いながら言った。


その後、かるらーは七海達の元へ行って給食を食べる大部屋に行った。

俺はもう少し読んでから行こう。




大部屋に行くと踏夜くんの姿は見当たらなかった。
どうやら早退したらしい。







それから本に集中出来なかったのは、
俺には珍しいことだ。

きっと、騒間達がうるさいからだろうけど。