第2話

いつも通り
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2018/11/05 09:40
家に帰る
正直帰り道は覚えていない…
詩羽
はぁー
なんであんなこと言ったんだろう
ベットに寝っ転天井に向かってぼやく
数日後には 入試だというのに
勉強する気が起きない


先生とならやる気が出るのに…



そんなことを考えていると


携帯がなった
私の気分とは裏腹に明るいリズム



画面を見ると幼馴染の燈馬からだ
燈馬
うた 明日数学教えてくれない?
燈馬
俺一人だと全くわかんないんだけど…
幼馴染の燈馬は
私と同じ高校を受験しようとしてる

彼のレベル的には無理があると思っていたけど
今では合格圏内になったしい

めんどくさいけど断るのもなぁ
仕方ない
詩羽
わかった
明日の放課後うちに来て
燈馬
りょ
早い…


ちゃんと勉強してんのかなぁ私が言えたことじゃないけど


コンコン

返事をする前にドアが開いた


郁人
姉ちゃん?
弟の郁人だった
詩羽
ん?
寝っ転がったままのだらしない体勢で
情け無い…
郁人
なんかあった?
こういう時郁人が一番に気づく
優しい性格からだろう
詩羽
別に何もないよ!

どうかした?
郁人
いや別に

それより
今日の夜ご飯俺が作るわ
詩羽
あ…
私の家では共働きの両親に変わって
私たちが兄弟で家事を分担してる


今日は私の番
詩羽
いいよ

私作るから大丈夫
ベットから出て動き出そうと思ったら
郁人
作るもの決めたし
いいよ

また次の俺の時に頼むわ
私の返事を聞かずに
郁人は一階に降りていった



また1人の時間…

さっきのことを思い出す

はぁ とため息


あの事と郁人以外はいつも通り変わらない

周りの人にはきづかれたくないな…


そんなことを考えていると眠ってしまった

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