秋になり、イベントが多くなる
季節、ハカセの仕事は、急激に
増えるのであった・・・
ハカセは、ハアアアと、ため息を
つくと、自分の椅子にドカッと座った。
そう言うと、ハカセは、ハアと
ため息をついた。
プイッと横を向き、ルチカはダンダンと
階段を上がっていった。
メールさんに、言われ
と、ハカセは静かに返事をした。
2階では、自分の部屋でベッドに
ころがりながら、ルチカが横になって
いた。
ゴロンと寝返りを、うつ。
ルチカは、天井をぼーっとながめながら
考える。
かもしれないし・・・
かもしれない・・・
そんなことを、言ってると、ドサっと
ベッドから、落っこちてしまった。
ルチカは、よしっ!と、言うと、急いで
ハカセに食べさせる料理の材料を
買いに出かけた。
ルチカは、街で材料を買うと、再び
研究所に戻り、キッチンで料理を
作り出した・・・
そこに、ハカセが何をしてるか
のぞきにきた。
ルチカは、あわててハカセの前に
駆け寄ると
と、言って、追い払った。
落ち込むハカセのことは、気にせず
ルチカは、フライパンを出し、ハンバーグを
焼いた。
ジューーーー
しばらくして、ルチカが、キッチンから
出てきた。
お皿の上には、ハンバーガーの
ような、ものが乗っかっている。
モグモグと、ハンバーガーを
食べるハカセ・・・
モグモグとハンバーガーを
たいらげたハカセ。
そう言うと、ハカセは、ルチカの頭を
クシャッとなでた。
今日もまた、ハカセは、街の人のため
修理に発明にあけくれた。
でも、ルチカが作ってくれたハンバーガーの
おかげで、いつもの2倍は、頑張れる
気がするのであった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。