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2021/05/29

第9話

豆腐ハンバーグ
あなた「ただいまッ!!!お兄おる?!」

ガラガラと玄関のドアを開けて叫ぶ。

ばあちゃん「早かったな〜あなた。おかえり〜。そういえば、今日田中さんがきとってな––––––––」

ばあちゃんはそんなうちの質問もお構いなしに話し始める。

まぁ…まだ練習よな。
確かにいつもの時間やと普通に部活もありよる。
何かお兄にできることはあらんやろか?


あなた「なぁばあちゃん。今日の夜うち作ってええか?」


ばあちゃん「??」





あなた「んー…」

うちはキッチンで唸る。
豆腐ハンバーグを作っているのだ。

奮闘して作ってみたんやがやっぱりばあちゃんとは全く違った味になってまう。

やはり長年豆腐ハンバーグを作ってきたばあちゃんには敵わない。

あなた「豆腐ハンバーグマスターの道は険しい…」

うちは眉を顰める。

…てか、何で豆腐ハンバーグマスターになろうと…?!
自問しながらうちは食器の準備を始める。

そろそろお兄帰ってくるやん!


そこでガチャリと玄関の鍵を差し込んだ音が聞こえる。





北「…これあなたが作ったん?」

あなた「せやで!」

えっへんと胸を張って言うが実際は焦りや不安を隠すので精一杯である。

ちょっとまってこれで不味いとかこれで豆腐ハンバーグマスターになれた気になっとるんかとか言われるんちゃう?!


そんなうちの不安をよそにお兄は食べ始める。


あなた「ど…どう…や??」


お兄が豆腐ハンバーグをじっと見つめ、それからうちの方を見た。

北「うん、美味いで」

お兄は満面の笑みでその一言を告げた。



あなた「やったぁぁああああ!!!!ちょっと待って、報告せなあかん!角名と治に伝えたろ!」


うちは携帯を出して二人に報告の文章を打った。





北「はしゃぎすぎやねん…でも流石やな」


このぽつりと言った一言だったが、あなたに届くことはなかったのだった。





おまけ

角名「なんかあなたからメール来てる。」

角名は訝しげな表情でメール画面を開く。

因みにこれはLIMEではない。有料のメールアプリ。

角名「普通にお金かかるし今時ガラケー…??」