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2021/06/19

第11話

11話
お兄「あなた」

あなた「ん?お兄やん。どうしたん??」

部屋で勉強をしていたとき、お兄からドアの近くにいたので私はお兄へ駆け寄る。

にしても、いつもノックしてから入るのに今日はちゃうんか。

お兄「別に何もないんやけどなぁ」

お兄はどことなく暗い表情をしていて、うちをじっと見つめる。

あなた「な、何や、顔になんかついとるん??」

うちが聞いてもお兄は無表情のままじぃーっと見てくるだけ。

お兄「お前、嫌いや」

ど、どういうこと!?
まぁ確かに理想の妹とは真逆のうちやけど嫌われるようなことはしてへんで…?

あなた「え…」

お兄「自分、いっつもだらけてばっかでちゃんとせんしテストの点も低いし要領悪いし。
本当に俺の妹ちゃうんか?」




あなた「お兄……今日どっか変や」

お兄はこんなこと言う人じゃない。優しいし、嫌いなんて言わへん。

お兄「可笑しいのはどっちなん」


可笑しい??うちが??

あなた「お兄…じゃなくて、あんた誰や?」

泣きたいのを我慢して右手をキュッと握りしめてうちはお兄に詰め寄る。

あなた「お兄はこんなこと言わんもんっ…!!」

うちの目からはポロポロと涙が溢れる。

お兄「いいたんはそれだけや。はよ勉強しぃ」

ちょっと待って!と掴んだ腕もあっけなく振り解かれ、うちは誰もいなくなった部屋でポツンと座り込んでいた。












??「ねぇ、あなた」

まどろみの中でゆさゆさと肩を揺さぶられ、私は目を覚ます。

目を開けるとそこには教室のいつもの光景が。

ということは…


角名「次移動教室だから、そろそろ起こしたほうがいいかなって思って」

あなた「す、角名ぁあーーーー…」

夢だったんだ。良かった、現実じゃなあらんくて。

角名「ちょっ、いきなり泣き出してどうしたの?」

あなた「よかったぁ…」

角名「とりあえず泣き止もう?」

ぽんぽん、と角名はうちの頭を撫でた。
うちよりも一回りも二回りも大きい手がとても気持ちよくてあったかい。

角名「怖い夢でも見たの?今日放課後奢るy…」

治「おい、角名。あなたは俺の彼氏なんやからな」

反対側からグイッと腕を引っ張られてその先には治がいる。

あなた「え、うち治の彼女なっとるん??」

角名「ほら、教科書用意して。早く行くよ」

うちの戸惑いを他所において角名は移動教室の準備を催促する。

治「おいッ、角名!!」


よく分からへんけど、まぁ夢でいつも通りの日常に戻れて良かったわ。



いつも通り…?






侑「ふぅん…」