わ ん ち ゃ ん_🍋🌙 さん、
コメント有難う御座います😌🙇♀️
ー本編
“ショートから1件のメッセージを受信しました。”
朝目覚めると、必ず1番にこの通知を目にする。
それは今日限りの事では無く、毎日の事になりつつあった。
けれど、そのメッセージは
「おはよう」
だとか、
「今日学校一緒に行かねぇか?」
だとか。
そんな内容ばかりだから特段気にする事は無かった。
今日もいつもと同じ様に待ち合わせ場所の寮玄関へと足を運ぶ。
そう声を掛ければ、頭をぽんぽんと撫でられ
「おはよう」
と笑顔を向けられる。
最近気付いたのだが、轟くんはボディタッチが多い。
学校までの短い道のりを2人で並んで歩いていれば、カップルに間違われる事も屡々。
けれど轟くんはかっこいいし、優しいから不快と思った事は無かった。
全ての始まりは、こんな些細な事だったのに…
p.s.
・何度も何度も遅刻してすみません(深々)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!