女子『てかどうやって寝るわけ』
男子『男子と女子で部屋別にしよ』
皆お風呂に入り終わり、
私たちは席に座っていた。
謙杜『なぁ』
謙杜『一日に2人も死ぬとかあんの?』
そう言うと皆黙り出す。
流星『このままやったらあっという間に半分になる…』
和也『…もう誰も死なせたくないねん…』
丈一郎『でも投票せな皆死ぬ』
和也『やからって…』
丈一郎『半分と皆、どっちが大事か分かるやろ』
流石に綺麗事は言ってられなくなる。
でも大橋和也は心が綺麗すぎるのだ。
大吾『…次は俺に投票してや?』
流星『だめっ!』
すると大西流星が立ち上がった。
流星『大ちゃんにするんやったら…僕にしてよ…』
大吾『…流星?』
一番仲良いもんね。
恭平『ホンマに死ぬってわかってんの?』
駿佑『簡単に言わん方がええよ』
そう言って2人は教室を出ていった。
ーーー
恭平『次はあいつやな』
駿佑『あの陰キャ君?』
恭平『皆多分あいつにする』
駿佑『でも大吾とか言ってたよな』
恭平『あいつらは半分の中に入るはずやから』
駿佑『恭平のグループやもんな』
駿佑『佐藤あなた』
恭平『…』
駿佑『彼女も半分に入るよな?』
ーーー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。