あなた『…』
丈一郎『…はぁ』
すると皆携帯を取る。
和也『…なぁ、どうすんの?』
丈一郎『…制限時間になっても、皆同じ0にしたらええやん』
大吾『…でもさ、それってありなん』
するとみんな黙る。
その時、ピコンと音がした。
その瞬間、大きな画面に文字が写った。
ーーー
西畑大吾は大橋和也をいじめていた。
ーーー
大吾『…は?』
和也『…え』
誰が…?
私は周りを見た。
でも皆びっくりしている。
丈一郎『…おい、票見ろよ』
大吾『…!』
すると大橋和也に50入った。
西畑大吾に-50。
流星『…大ちゃん…ほんまなん?』
大吾『…』
流星『…なぁ、嘘やろっ?』
するとまた音がする。
ーーー
大西流星は実はゲイで西畑大吾のことが好き。
ーーー
流星『…え』
あなた『…!?』
皆大西流星を見る。
すると彼は涙目で首を振る。
流星『…誰やねん!こんなん嘘や!』
謙杜『…ほんまなん?これ』
流星『な、なわけ…』
大西流星-50。
どんどんおかしくなってきている。
大吾『…おい大橋』
和也『…っ…何?』
大吾『お前ちゃうよな?俺のやつ』
そう言って睨む。
今までで聞いたことのない低い声。
和也『ちがう』
大吾『よう言うわ(笑)覚えとけよ?』
和也『…っ』
あなた『…待って!…大橋くんは違うと思う…』
すると西畑大吾は私を見た。
大吾『…へぇ?じゃあお前なん?』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。