流星『…うわぁ、結構綺麗やな〜』
恭平『マジ疲れたわ』
綺麗になって大西流星と西畑大吾が入ってきた。
大吾『やるやん』
あなた『…っ!?』
そう言って西畑大吾は頭にポンッと手を置いた。
前々から私に優しく接してくれていた。
少し彼に気持ちがあるのも嘘ではない。
流星『大ちゃん、』
大吾『ん?』
流星『…これ』
すると携帯を見せた。
ーーー
生贄投票開始
ーーー
大吾『…え』
恭平『一日に2人も?』
流星『誰にするん…』
私たちは急いで教室へ向かった。
謙杜『恭平!』
恭平『…』
すると皆が高橋恭平を見る。
彼がこのクラスで一番権力がある。
彼が言った人にするのだろう。
恭平『…まじかよ』
和也『でもはよ決めな皆死ぬ』
すると高橋恭平は端にいた男子を指さした。
その男子は私に酷く付きまとっていた人。
ストーカーだった。
男子『…は?なんで俺なんだよ』
恭平『…』
すると皆携帯を出し始めた。
男子『おいっ!ふざけてんじゃねーよ!』
そう言って高橋恭平の胸ぐらを掴んだ。
恭平『お前みたいなストーカー、消えて当然だろ』
彼を突き飛ばし、見下しながらそう言った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。