流星『ほんま可愛いカップルやな〜(笑)』
あなた『か、カップル!?』
恭平『この学校から解放されるまでは俺の彼女やから』
あなた『…!?』
恭平『絶対守るって約束する』
そう言った高橋恭平が逞しく見えて頷いた。
すると高橋恭平は道枝駿佑と出ていった。
駿佑『恭平』
恭平『ん?』
駿佑『これから恭平が危なくなる』
恭平『…は?』
駿佑『佐藤さんのこと好きなやつが恭平に投票するやん』
恭平『そうやな』
駿佑『死ぬんやで?』
恭平『大丈夫、そいつらより俺の方が有利やから』
流星『…見てこれ』
あなた『…!?』
そこに写っていたのは投票数。
高橋恭平に入った票が2番目に多かった。
人気者の彼がどうして。
流星『…これは…次の投票危ないな』
あなた『…嘘』
流星『…はぁ、恭平のために一肌脱ぎますか』
そう言って大西流星は立ち上がった。
あなた『…何するの?』
流星『ん?…秘密♡』
そう言って口元に人差し指を持ってきてニヤッと笑った。
駿佑『…有利?』
恭平『…大西流星』
駿佑『…?』
恭平『あいつ、得意なことがあんねん』
恭平『色仕掛け』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。