第95話

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2021/09/16 13:15
1時間後

流星『…』

大吾『全然見つからん』

和也『はぁ』

丈一郎『ヒント分かりにくいねん』


私と長尾謙杜以外、疲れ切っていた。

4人は座り込む。











謙杜『命がかかってるんやで?』

あなた『…』

謙杜『たったの1時間でそんなんじゃ見つからんに決まっとるやん!』


すると4人は俯く。









丈一郎『…そんなん分かってるよ』

大吾『…』

謙杜『…頼む、恭平を助けて』


そう言って頭を下げる。

すると涼しい風が。

私はハッとした。









あなた『…ちょっといい?』

謙杜『うん』


私はトイレに行くふりをして、涼しい風が吹く方向へ向かった。










あなた『…やっぱり』

斗亜『こんにちは』


そこには嶋﨑斗亜が。











あなた『…あなたがヒントだった』

斗亜『…そう…やっぱりね』

あなた『宝物、教えてほしい』

斗亜『…』


すると嶋﨑斗亜は黙り込んだ。








あなた『お願い、命がかかってるの』

斗亜『…道枝駿佑が一番好きな場所にある』

あなた『…好きな場所?』

斗亜『…これだけは言っておく』




















斗亜『あいつはただ…愛されたいだけなんや』

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