流星『…大ちゃん』
大吾『…』
流星『ごめん』
大吾『…』
すると大西流星は私を見た。
流星『正直に話す』
謙杜『…』
流星『大ちゃんが大橋くんいじめてたこと、ほんまは知ってた』
和也『…え』
流星『…やけど、大ちゃんに嫌われたくなくて…』
ーーー
大吾『なぁ流星』
流星『な、なに』
大吾『このこと、秘密にしてくれる?』
流星『…』
大吾『言ったら…』
流星『嫌いになっちゃうん…?』
大吾『あぁ、大っ嫌いになるな』
流星『…分かった』
ーーー
流星『…大ちゃんは皆から人気で…皆は大橋くんをいじめていたなんて知らなかった』
大吾『…』
流星『…それで…大橋くんの自殺現場を見た』
ーーー
大吾『お、自殺?』
流星『…大ちゃん』
大吾『ん?』
流星『…平気なん?』
大吾『あいつが勝手に死ぬだけや』
ーーー
丈一郎『…とことんクズやな』
大吾『…だから?』
丈一郎『…は?』
駿佑『…!?』
すると西畑大吾は道枝駿佑の持っていたピストルを奪った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。