第85話

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2021/09/04 12:08
なんとかピエロから逃げて残り少ない時間になった。

あと数分で終わる。








あなた『早く見つけなきゃ』

謙杜『あそこ探した?』

あなた『あ』


“あそこ”とはカフェだ。

暗すぎて何も見えない。

もし、ピエロがいたら…










謙杜『…行ってみる?』

あなた『…』

謙杜『俺が守ったる』

あなた『そんなっ…』

謙杜『恭平助けるんやろ?』


そう言って長尾謙杜は私の腕を掴んだ。

そのまま進んでいく。










あなた『…いない、みたい』

謙杜『見えにくいな』

あなた『…あ、ライト』


私は携帯のライトをつけた。

すると血の足跡が。












あなた『…なにこれ』

謙杜『…血?』

あなた『…』

謙杜『…』


私達は血の足跡について行くと














あなた『…きゃあっ!』

謙杜『…やべっ!』


血まみれの口でピエロがニタァと笑っていた。









謙杜『はよ逃げるで!』

あなた『…っ!』


私が転びそうになると長尾謙杜が支えてくれた。

でも




謙杜『…っ』

あなた『…!』


長尾謙杜の腕に刃物が擦れた。

血が少し出る。

そんなのも気にせず、長尾謙杜は私を連れて走った。




ーーー
狼のような彼と怖いもの知らずな羊のような女の子のお話読みたいですか?

私的には、藤原くんか高橋くんかなと思っているのですが、皆さんの意見も聞きたくて!

アンケート

メイン(大人な内容かも)
高橋恭平
55%
藤原丈一郎
10%
西畑大吾
27%
大橋和也
8%
投票数: 3231票

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