第27話

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2021/06/27 12:38
あなた『…ん』

恭平『…』


朝目が覚めると私は誰かの肩にもたれかかっていた。

そっと隣を見ると高橋恭平。

腕を組んでぐっすり眠っていた。














恭平『…ん』

あなた『…あ…おはよう』

恭平『…ん、ぉはよ』


彼は私を見て眠そうに目を擦った。






あなた『…寝癖ついてるよ』

恭平『…あ』


ぴょんっと小さく髪が跳ねていた。

私は髪をサラッと触って直した。










恭平『…ありがと』

あなた『うん』


少し顔を赤くして俯いた高橋恭平。

ぼそっと何か言った。








恭平『…やば…可愛すぎ』

あなた『ん?』

恭平『なんもない』


高橋恭平は立ち上がって皆のいる教室へ向かう。

途中で手を差し出してきたから私は大人しく握った。




大吾『おはよう』

あなた『おはよう』


教室に入ると西畑大吾が優しい笑顔で挨拶をしてくれた。









謙杜『恭平』

恭平『ん?』

謙杜『投票、今日どうすんの』


長尾謙杜がそう言うと皆は高橋恭平を見た。






恭平『…別に皆好きに入れたらいいんちゃう?』

謙杜『…まぁ、そうなんやけどさ』

恭平『別に俺が決めることちゃうよ』

謙杜『…うん』


すると皆は好きなように携帯を取り出して名簿を見た。













あなた『…たくさん同数になるかも』

恭平『それはしゃーないよ』

あなた『…』

恭平『…お前は絶対死なせんから』

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