第2話

#1
6,212
2019/01/26 13:49





「おはよ、」




NJ「おはよう」




「…ホソクとジンオッパも、おはよう」




JN「…」




HS「…」




また無視かよ、笑




誰も私に絡んで来ようとしない




私ってそんなに無愛想?




みんな無愛想、無愛想って




愛想振り撒けばそれだけでいいのかよ




SY「おはよう!」




あ、ほら来たよ




可愛い可愛いうちのマンネが




JN「おはよう、そゆん!」




私には見向きもしなかったジンオッパがキッチンから顔を除かせる




SY「ジンオッパおはよう!」




BTSのマンネ、ソユン




可愛いくて、性格も媚を売らないタイプ




男がよってきそうなタイプだよね




媚売ってなくても




可愛い子には男なんて山ほどついてくるでしょ




私は可愛くも美人でもなんでもない




ただの凡人




ラップの才能があると言われ




BTSとしてデビューさせてもらった




SY「ユンギオッパはまだ寝てるの?笑」




HS「起こしてきてあげな」




SY「そうするね!」




ホソクまで私には絡もうとしてこない




私いちおうヌナなのにな、笑




ヌナなんてホソクに呼ばれたことないや、笑




SY「早く下におりてきてくださいね!」




ソユンの声が聞こえた数分後




私が愛してやまない人が階段からゆっくりと降りてきた




YG「…zzz」




階段で寝てるし、笑




すごすぎでしょ、笑




多分ソユンはマンネlineを起こしに行ってるんだろう




マンネlineは夜中までゲームして




ナムジュニに叱られてから各々の部屋に入っていく




SY「オンニ起きてたの!!おはよう!!」




すごい今更感に加えて付け足し感まで




「…」




私が聞こえていないふりをすると




HS「ソユンが挨拶してるよ
挨拶はちゃんと返さなきゃ」




挨拶返してこないのはどっちだっつうの、笑




ソユンのことになると私に話しかけてくる




そんなメンバーだいっきらい、笑




「…おはよ、」




私が挨拶を返すとソユンは満面の笑みを見せる




ソユンのことが嫌いなわけではない…




ただ気に入らないだけだ




SY「ユンギオッパ、ソファーで寝ないの!!」




YG「…ねみぃ、」




ほらね、前は




YG「あなた、あなた」




ばっかり言ってた私の元カレ




ユンギだってソユンの元へ行ってしまった




もう私の相手をしてくれる人なんていない




この宿舎がどれだけ息苦しいことか




YG「…あなた、おはよ」




ほら




そうやって期待してしまうようなことするから




いつまでたっても私の頭の中から




ユンギが消えないんだよ…









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