うらたside
坂田が入院する事になって、落ち込んでいたら、まーしーが話かけてきた。
志麻「うらさん、坂田の病室行ってから帰る?」
うらた「いや、今行っても坂田に出てけって言われるだけだし、今日は帰るよ。」
嘘をついた。
本当は、坂田に暴言を吐かれるのがいやなだけだ。
志麻「うらさん、大丈夫?坂田の所行かないなら、送るよ?」
うらた「いや、大丈···「うらさん、抱え込んじゃあかんよ?」
そう言って、まーしーは、俺の顔を覗き込んだ。
うらた「ゴメン、心配かけて、じゃあ、お言葉に甘えて送って貰うよ。ありがとな...」
志麻「ううん...ええの...うらさん抱え込まんといてや。」
それから、車に乗って揺られていたら、あっという間に家に着いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。