第14話

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2025/09/21 08:31 更新

















既に空のオレンジ色は消えていて
キラキラと所々に星が光っている



星導さんに待っていて 、と言われた
裏口には 、沢山の賞状や
集合写真のようなものが飾られていた


星導さんが戻ってくるまで暇だし 、
何となくこの写真達を眺めておくことにした



あなた
 … ん ?? 
あなた
 この子 …‥ 、 




その中の 、奥に埋もれた古びた一枚 。

古びた 、と言っても少しだけ
太陽を浴びすぎて劣化してるだけだけど




4人の男の子が写っていて 、
一人は学生時代のおにーさん 、…… だと思う

心做しか 、残り3人の内の2人の雰囲気は
佐伯さんと宇佐美さんに似ている気がする



あなた
 …… うーむ 、 





残り一人は 、ミルクティー色の
髪色をした可愛い系の男の子 。

おにーさんと楽しそうに笑い合っていて
3人と同じ黒白の制服のようなものを着ている 。



…… どこか 、知っているような


胸がザワついて、
気持ちばかりの頭痛に襲われる



hsrb
 …… あなたの下の名前さん ?? 
hsrb
 なに見てるんですか ?? 
あなた
 … あ 、星導さん 
hsrb
 はい 、星導です 




後ろから音もなく 、
ひょこっと現れる星導さん

手でクルクルと車のキーを回している




hsrb
 車持ってきました 
hsrb
 帰りましょっか 
あなた
 あ 、ありがとうございます 





裏口から外に出れば、昼間よりも
冷たい風が肌に突き刺さる


星導さんのふわっと舞った髪から
香る匂いは 、先程の写真と同じように
どこか既視感があって




あなた
 …うわあ 、高級車 
hsrb
 開口一番それなんだ 
hsrb
 助席片付けたので 
 乗ってください
あなた
 遠慮なく … 、 





私が乗り込めばすぐに 、
手慣れた手付きでエンジンを掛けてくれる



車内はお世辞にも綺麗とは言えないけど、
赤城さん達と遊んでたんだろうな

なんか問題児多そうだし




hsrb
 そこにあるいちごオレ 
 飲んで良いですよ 
hsrb
 ライのやつ 、
 冷蔵庫から出して来ました 
あなた
 … それ大丈夫なんですか 
hsrb
 あなたの下の名前さんの為なら良いでしょ 








あなた
 … 甘いの好きなの 
 言いましたっけ
hsrb
 … ん ーー 、適当ですよ 
hsrb
 甘いの苦手な女性なんて居ないでしょ 
あなた
 偏見が過ぎる 
hsrb
ハハ 、ノンデリでは無いです 
あなた
 自分で言ってますよ普通に 






ボトルホルダーへと置いてあった
コンビニに売っているいちごオレ

手を添えてみると 、ヒンヤリと冷えていて
本当に冷蔵庫で先程まで眠っていたのがわかる


… そこじゃなくて !!!




なんで 、赤城さんにしか言ってないし
星導さんはオリエンスの皆さんと一緒にあの場に
居なかったのに 、私が
甘党なのを知っているのだろう






あなた
 … 昔 、会ったことありますか ?? 









hsrb side








.
 … 昔 、会ったことありますか ?? 





俺の方を向いて問う彼女



俺は彼女の方を向いたら
事故っちゃうから向けないんだけど

… でも 、今はそれが丁度いい





貴方が俺を憶えていなくても
思い出せなくなっていたとしても

呪いが解けていたとしても



俺は 、貴方が居るだけで幸せだから 、



貴方が他の男に奪われて居なければ 、

幸せだから





.
 … ウェンから聞いただけだよ 
.
 あ 、明日ドラマの
 収録あるんですけど 〜 、 






何千光年遥か彼方まで届くまで




…… なんて 、バカバカしい








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