第2話

異世界?
52
2021/04/20 13:16
ざわ・・・ざわ・・・

若い男「この私こそが勇者だ!」

若い女「あたしがこの古代語を解読して見せましょう」

年老いた男「誰が勇者になるんだ!?」

年老いた女「あの石版には何が書いてあるの!?」
久遠 透クオン・トオル
(なんだ? 勇者? 何の話だ…?)
目を開けると周囲には和風の建物がズラリと建ち並んでおり、

地面もコンクリートではなく 土で所々大きな石も見えた
久遠 透クオン・トオル
(っつかここ何処だよ)
年老いた男「むむ……」

若い男「なんだなんだ!?」

ヒートアップした人波にもまれ いつの間にか群衆の中心にいる

若い女「兄ちゃんもやってみな!」
久遠 透クオン・トオル
あ……はい
そう言って渡された石版をぱっと見ると俺はついそれを読み上げた
久遠 透クオン・トオル
“この文読めし者 邪を祓い 世界を救う者なり
……ってヤバ 読んじゃった
年老いた男「勇者様!!」
群衆「「勇者様 どうか世界をお救いください!」」
久遠 透クオン・トオル
は? 勇者とかめんどくさいし 嫌
(コイツら調子良すぎ)
群衆「「なっ!!」」
久遠 透クオン・トオル
じゃ俺はお暇するんで
さようならˊᵕˋ)੭
若い男達「「勇者様 お待ちをっ!!」」

追いかけてくる男衆を建物の曲がり角などを使って撒いていく……が
久遠 透クオン・トオル
チッ…行き止まりかよ  
あ、でもツイてるわ俺
近くに木箱が積み上げられているのが見える

その一つに手をかけて塀を飛び越えた

やっと捕らえられると思った男衆が驚いた顔をして 直ぐに塀をよじ登る
久遠 透クオン・トオル
……っと! 完璧に撒けたかな
いやぁ〜護身術習ってて良かった
町を出てどっかに向かう

特に行き先は無い けれど兎に角町から離れて遠くに行く為に
久遠 透クオン・トオル
てかマジでここ何処だよ
日本……でもないかアレ読めなかったわけだし
あ、でも昔の日本人なら読めないって事も…?
ん〜もういいや 後で考えよ←
テクテク(・ω・o*)-8。。。
久遠 透クオン・トオル
うわっ雨降ってきた!
雨宿りをする為に町から少し離れたところにある洞窟に入る
久遠 透クオン・トオル
なんか仰々しい洞窟だな
石造りの思い扉を開けると洞窟にそぐわぬ華美な祭壇、

その台座に寝かされてる人 そしてその人を前に動きにくそうな服を着て、

なんかかしこみかしこみ申してる人がいた
久遠 透クオン・トオル
いや、何これ

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