第6話

その女の人誰なんですか?
永瀬先生side


『もうすぐ学校出るで』


それだけ彼女に送ると


『じゃあ職場から廉のところに直接向かうね!』


と、返ってきた。







最終下校時刻のチャイム(生徒が学校を絶対に出ないといけないチャイム)が鳴って、俺も学校を出る。





校門近くまで行くとふんわりと巻いた長い髪をおろしてナチュナルなメイクをしてる彼女がいた。



『れぇーん!』



そう呼ばれて周りに生徒がいないことを確認し、彼女の元へ向かう。





永瀬先生
おつかれ
『おつかれ〜』
永瀬先生
今日車やねんけど…乗って?
『うん!廉の運転する姿久しぶりに見るなぁ!』
永瀬先生
やね笑
ニコニコ笑う彼女を見てると、


女子生徒に少し心が揺れた自分が許せない。


俺は最低だ…






あなたside


委員会の仕事を終え、最終下校時刻のチャイムが鳴ったので昇降口まで行くと少し前に永瀬先生がいて、なぜか隠れてしまった。



影から先生を見てると、校門のところにいる女の人がこっちに手を振っていた。






『れぇーん!』





確かに聞こえた。




廉…永瀬先生の名前…。





どうして?






そして先生もその女の人と何か話してる。





誰なの?どうゆう関係なの…?






モヤモヤする…。






そして先生とその女の人は先生の車に乗り込み、学校をあとにした。







…なんで、










涙…なんで、止まって。






なんで涙が出てくるの…?





涙を手で拭いながら昇降口で立ちつくしてると後ろから声が聞こえた…
あなた〜!
岸くん…




なんで来るの…来ないでよ、





(2人は同じ図書委員で多少仲良くなりました)




あれ?あなた…?どうした?
あなた

…っ、ん、ううん、なんでもない

いや、泣いてたでしょ
あなた

泣いてなんかないよ笑
目にゴミが入って…痛くて笑

笑って誤魔化す。それしか方法はない。
だって、先生のことが好きだなんて、岸くんに言えない。
あーそっか、なぁ、帰ろ
あなた

え?

紫耀が先に帰っちゃって誰もいないんだよ、
それにあなたも奈緒が先に帰ったからひとりだろ
あなた

まぁそうだけど、
なんで岸くんと一緒に帰らなきゃならないの?笑

もう6時だぞ、歩いてたら暗くなるだろ

女子が1人で帰るとか心配なんだよ
あなた

…っ、しょーがないなぁ!
岸くんと帰ってあげてもいいよ?笑

よし!帰るぞ!
あなた

ふっ、うん!www

笑うなw
あなた

だってwww

岸くんって意外と男前…

いつもクラスではうっさい猿だけど
こんな一面もあるんだ…