第8話

視線の正体
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2018/07/20 04:41
私たちはまだ気づいていなかった…
みゆ先輩の視線に。

いや、もしかしたらゆうと先輩は気づいていたのかもしれない。




数日後。


あまり部活に来ない、みゆ先輩が少し遅れて部活にやってきた。

あなた

あ、お疲れ様です!

みゆ先輩
お疲れ。
なんでそんなに素っ気ないんだろう。


みゆ先輩は私に対していつもこうだ。

ゆうと先輩や他の先輩には笑顔を見せるのに。


なにか気にさわることをしてしまったのだろうか。





あれから、ゆうと先輩と話すときは必ずといっていいほど、みゆ先輩の冷たい視線があなたに刺さる。



あなたはこの状況をどうすることもできずにいた…。

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