第3話

入部
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2018/07/09 02:33
入学してから1ヵ月がたち、クラスにも馴染んできた頃。
新1年生、つまり私たちに向けて部活動紹介が行われるのであった。



バレー部、バスケ部、サッカー部…

次々と部活の部員である先輩たちが短い時間で必死にあなたやしおりたちにアピールをしていた。

あなたが目にとまったのは陸上部。
元々走ることが好きで、なおかつ代々陸上が受け継がれてきた家系に生まれてきたあなたは、陸上部があれば入部しようと前もって決めていたのだ。
しおり
ねぇ…。部活何入る?
あなた

んー、陸上部かな

しおり
え、陸上部?!
まぁー、足速そうだもんね!
あなた

走ること好きだしね(笑)
しおりは何入る?

しおり
絶対文化部!(笑)
美術部とか良さそうかなーって。
あなた

いいじゃん!いいじゃん!
今日から入部できるっぽいから入部届出しにいこ!

しおり
うん!

こうして、あなたは陸上部にしおりは美術部に入部をした。



陸上部は、高校、中学校が同じなのである。
高校部員のほうが人数が多いらしい。

放課後、陸上部をのぞいてみると、新入部員たちが部長らしき人に声をかけられていた。
新入部員たちはあなたと同じ行動をとっていたのだ。
けい先輩
俺は陸上部部長、〇〇けい。
これからよろしくな!
新入部員たち
よろしくお願いします!
そういって新入部員たちは頭をさげた。
もちろん、その新入部員たちの中にあなたも入っている。

その新入部員の中に、同い年の子がいた。
同じクラスで、最近仲良くなったれんくんだった。
あなた

えっ、れんくんじゃん!!

れんくん
あ、あなたも陸上部入るん?
あなた

もちろんよ!!
陸上部だったなんて… 
よろしくね!

れんくん
うん、よろしく。

れんくんの隣に、なんだか見覚えのある人がいた。
私がじーっと見つめていると、れんくんの後ろに隠れてしまった。
れんくん
あ、そうのこと?
隣のクラスの〇〇そう。
びびりだけど面白いやつよ。
短距離専門で陸上部入るんだって。
あなた

へー…

そうくん
よろしくお願いします…
あなた

こ、こちらこそよろしく…



なんだかにぎやかになりそうです…

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