第22話

イデア先輩 お誕生日おめでとう!
1,178
2020/12/19 04:32
イデアとあなたちゃんが付き合ってない設定です!(でも、イデアとあなたちゃんは仲がいい)









イグニハイド寮
あなた

イデア先輩の部屋は……

オルト
オルト
こんにちは!あなたさん!
あなた

!?

あなた

びっくりした…

オルト
オルト
驚かせちゃってごめんね。
オルト
オルト
あなたさんはどこに向かってるの?
あなた

イデア先輩の部屋だよ〜

オルト
オルト
そっか!僕もさっき兄さんの部屋に行ってプレゼントを渡しに行ったんだ!
あなた

へぇ〜!

オルト
オルト
あ、そうそう、夜に兄さんの誕生日パーティーするからあなたさんもおいでよ!
あなた

パーティー!いいの?

オルト
オルト
うん!
あなた

じゃあお言葉に甘えて…

オルト
オルト
よし!じゃあ、また夜に会おうね〜!
あなた

うん!








イデアの部屋の前
あなた

(よし、プレゼント持ったし…準備はOK!)

コンコン…
あなた

イデア先輩、入っていいですか?

イデア
イデア
…いいですぞ。
あなた

失礼します…

あなた

イデア先輩、お誕生日おめでとうございます!

イデア
イデア
あなた氏…ありがとう。
あなた

これ、誕生日プレゼントなんですが…

あなた

どうぞ。

そう言ってあなたは青色にラッピングされたプレゼントを渡す。
イデア
イデア
わ…開けていい?
あなた

うん。



イデアがプレゼントを開ける。
イデア
イデア
!?
イデア
イデア
これ、期間限定の幻のお菓子…?
イデア
イデア
拙者が食べたかったやつ…
イデア
イデア
あなた氏、どうやって手に入れたでござるか!?
あなた

えっと…前、イデア先輩がこのお菓子食べてみたいって言ってたから、サムさんに取り寄せてもらったんだ。

イデア
イデア
せっ、拙者はわざわざ鬼混みのお店へ行って並んでも買えなかったのに…
イデア
イデア
すごいですな、あなた氏…
あなた

そう…かな?

イデア
イデア
(今、タメ口でっ…!?)
あなた

あ…ごめんなさい!今タメ口になっちゃって…

イデア
イデア
あ、いや…
イデア
イデア
別に、気にしなくても大丈夫ですぞ。
イデア
イデア
だから、その…





ドンドン!
オルト
オルト
兄さーん!そろそろパーティーが始まるよー!
オルト
オルト
着替え終わってるのー?
イデア
イデア
うげっ。パーティーとかまじで萎えますわ〜
オルト
オルト
そんなこと言わないの!寮生皆飾り付け頑張ってたんだよ!
イデア
イデア
はいはい…
オルト
オルト
それに、あなたさんもパーティーに参加してくれるんだから!
イデア
イデア
え、そうなのあなた氏?
あなた

はい。オルト君が誘ってくれたんです。

オルト
オルト
だから早くパーティーの準備をしてね、兄さん。
イデア
イデア
はぁい…
あなた

あ、じゃあまた夜に会いましょう!イデア先輩。

イデア
イデア
またね、あなた氏。





あなたがイデアの部屋から出て行く。
イデア
イデア
…はぁ
イデア
イデア
(また言えなかった…)
イデア
イデア
(夜のパーティーでは絶対に言わないと…頑張るんだ、拙者!)



パーティー会場


皆 「お誕生日おめでとうございます!寮長!」
イデア
イデア
あ、ありがとう…(うわっ、急に大きな声を出さないでくだされ…拙者、やっぱりパーティーとか向いてないしあとあなた氏どこ!?)

その頃のあなた
あなた

(やばっ…オルト君に渡されたドレス、着るの時間かかっちゃった…間に合うかな…)



一方、パーティー会場では
イデア
イデア
オ、オルト…あなた氏はどこに行ったんでござるか?
オルト
オルト
あ、あなたさんならもうすぐ来るよ。
オルト
オルト
(あのドレス、着るのに時間かかっちゃうよね…)




バンッ!!(パーティー会場のドアが開く)
あなた

はあっ…遅れてごめんなさい!

あなた

イデア先輩!

イデア
イデア
何ですか!?急に大きな声を出さないでくだされ!
あなた

あ、ごめんなさい…

あなた

改めて、お誕生日おめでとうございます!

イデア
イデア
イデアが固まる。
あなた

イデア先輩…?

あなた

(もしかして、このドレス嫌いだった…?)

オルト
オルト
(兄さん、あなたさんに見惚れちゃったのかな?)
イデア
イデア
(あなた氏、ドレス姿可愛すぎるでしょっ、ていうかこれは反則では!?チートですよ!急にこんなドレス着てくるなんて聞いてませんわ!こんな拙者をあなた氏がお祝いしてくれるとか、拙者一生分の運を使い果たしたのでは!?)
あなた

あの…イデア先輩?

イデア
イデア
…!
イデア
イデア
な、なんでもないでござる!
オルト
オルト
兄さん、心拍数が上がってるよ?大丈夫?
イデア
イデア
え、なんでもないから大丈夫でござるよ!!










モブ あなたちゃん、一緒に話をしよう?
あなた

あ、いいよモブ君。

あなた

じゃあ、私はこれで…

イデア
イデア
あっ…
あなたがモブのところへ行く。
オルト
オルト
兄さん、言いたいことがあるなら早く言ったほうがいいんじゃない?
イデア
イデア
うっ…それが出来ないから困ってるんです!拙者はどうせ……
オルト
オルト
兄さん!ネガティブなこと言わないの!
オルト
オルト
ほら、早くあなたさんのところへ行って来なよ!
イデア
イデア
…分かったよ。





イデアがあなたのことを追いかける。
イデア
イデア
こんなところにいたの、あなた氏……
イデア
イデア
…っ



イデアの視線の先には、モブと楽しそうに話すあなたがいた。
イデア
イデア
(やっぱこんな拙者よりモブ達のほうがいいに決まってる…)
あなた

ほんとにありがとう、モブ君!

モブ このくらいお安い御用だよ。
モブ さあ、早く寮長のところへ行ってきな。
あなた

うん!

イデア
イデア
(寮長…拙者のこと?)
あなた

あ、イデア先輩!

イデア
イデア
!?
イデア
イデア
あなた氏いつの間にここへ…
あなた

あの、先輩に言いたいことがあって…

あなた

私…イデア先輩が……

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