ブー…ブー……
ガチャ…(部屋のドアを開ける)
ブー、ブー…
あなたの頬が、涙で濡れていく。
…ふわっ。
そう言い、あなたは毛布を広げて先輩達を呼ぶ。
そして、先輩達と一緒に毛布にくるまる。
レオナが右に、リドルが左に。
あなたは真ん中にいて、レオナがあなたにもたれかかる。
レオナは喉を鳴らして、とても心地良さそうにしている。
リドルは、少し恥ずかしがりながらあなたにもたれかかっている。
"10、9、8、7…"
TVに出演している人達が、カウントダウンを始める。
"明けましておめでとうございまーす!"
あなたが幸せな顔をして、レオナにもたれかかる。
ぎゅっ…
リドルがあなたの手を握る。
そうすると、あなたが握り返す。
こうして、あなた達は年を越したんだとさ。
皆さん、明けましておめでとうございます!
今年が皆さんにとって良い一年になるよう、願っております。
それじゃあ、次の話をお楽しみに!
アンケートに答えてくれた方、ありがとうございました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。