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二人の天使たち
4話
ありがとう!
ありがと~う!
あなたが登校してきたと思えばありがとうを連呼しているそう今日はあなたの誕生日俺が一番に祝いたかったけど俺と椅子がボンドにくっ付けられているような感じで立ちたくなかった
おっはよぉー
ハニぃ!今日はなんの日でしょーか!
今更だけど俺はハニと呼ばれるようになった
んー
なんの日?
何でわかんないの!と拗ねるあなた幼稚園児みたいでかわいい
分かってるよ
あなたの誕生日でしょ?
せいかーーい!
何で意地悪するのさ!
なんとなく、笑
ていうか
おめでとうは!!!
おめでとーう
棒読みで返す俺にまた拗ねる
もういい!
ハニなんか!
え…?
何処かに行こうとするあなたの腕を無意識に引いていたちょっとしたことなのにどうせ戻ってくるのに行ってほしくなかった
行くな
な、なんで?笑
いつものハニじゃないよー?
今日の放課後
プレゼント買いにいこっか
え?
あ、うん
どこに?
あなたが誕生日なんだからあなたが行きたいところだよ笑
そっか笑
じゃあここいきたい!
いいね
楽しみにしとく!!
放課後だよね!!!
うん笑
財布は持ってくんなよ~
やだ
持っていくから
じゃあ開けるな
無理
じゃあ行かない
開けません
よし
わんわん
って犬じゃないです
無視しないで!!
まあ楽しみにしときな
はーい…
next→遅くなりました😭
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!