第3話

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2019/10/30 14:43
それでもやっぱりあなたの体調が気になるわけで。
まぁ、熱はねぇみてぇだか、顔は少し赤い、息も少し荒かった。
…第一、怯えた感じだったし…
家で何かあったのか…?
それとも、学校…?
そうでもないとすると……
もう一度チラッとあなたをみる。
総悟
総悟
な……!
目に映った、光景。
あなたの後ろからあなたのスカートに手を入れている男。
怖くて必死に我慢しているあなた。
まさしく、痴漢。
総悟
総悟
てめぇ……!!!
男の胸ぐらを掴んであなたから引き剥がす。
総悟
総悟
人の女に何してんだ!!!
周りの乗客が驚いてこっちを見る。
男
た、助けてくれ…!こ、こいつがいきなり…!!
近くの乗客に助けを求める男。
総悟
総悟
あ゙ぁ!?人の女痴漢しといて何言ってんだてめぇ……!!!
絶対許さねぇ…!!
男
ち、違う…!!僕はやってない!!
総悟
総悟
この期に及んでそんな嘘通用すると思ってんのか?
そう言って男だけに聞こえるように
最強の脅し文句を一発。
黙った痴漢男。
その後、
丁度止まった駅で、男を駅員に引き渡した。

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