※もう家完成しました早いですよね神業です(嘘です1ヶ月飛ばしました)
────つ、つ、ついに!
HR後、部活に向かう人が廊下を行き交う中、教室で声を上げてしまった
不動産屋からメールが届きすぐさま既読。
何とか完成したようだ
不動産屋曰く、「30人も人使ったら1ヶ月足らずで終わるでしょうね」ってことでした
後ろからジュン君が覗き込んできた
家のことでずっと立て込んでて、
そう言ってしぶしぶ用意を始めるジュン君
そう言って私は急いで新家へ向かった
‥‥てこれ前見に行った家の何倍もデカくない?
あんまり凝った作りはしたくなかったから質素でベージュ色の壁の家にした
あ、本音出ちゃった
ちょ待て、
あ!サービスなので料金は発生しませんよ
当たり前だろ勝手に作んなや
とも言えんから
一応礼を言っといた
私も見させて貰ってたからね
不動産屋にお礼を言って。私は新家に入った
広い玄関から入り、これでもかというぐらい奥に並んである個室。
そして食事ができるテーブルにキッチン
私は、両親が帰ってくる時に新しい家を見せようと。あの時誓っていた
私なりの親孝行のつもりで
庭園もすごく綺麗だった
そこまで豪華じゃないんだけど、今の私には十分過ぎる
今日は疲れたな。新家にも来て、少し疲労があった
私は新しい部屋で。ぐっすり眠ることにした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。