2泊3日の修学旅行
実際何が起こるか分からない学校行事
そんな修学旅行が始まった。
バスの中ではカラオケしたり
ビンゴしたりと
お菓子交換したり
初日からみんなテンションが高い
きっと楽しい修学旅行が始まるのだろうと思っていた。
でも、違った。
修学旅行2日目
その日事件が起きた。
お土産を買うためのお金は自分たちが持っている。
さゆ「あれ?私のお財布がない....」
涼 「大丈夫かよ....。本当にリュックに入れたか?」
さゆ 「えぇ!入れたわよ!」
涼 「誰かのリュックにさゆの財布が入ってるかもしれないから皆リュックの中を見せてくれ。」
絹道くんは順番に1人ずつみんなのリュックを見て行った。
最後は私
私は自分のリュックを開けた。
でも、リュックの中には2つも財布があった。
私のお財布と私の知らないお財布
どうして入っているの?
と思っていたら
さゆちゃんが近づいてきて
さゆ 「あの....それ私のお財布だよね....?」
涼 「あなた....?」
モブ女 「あ!そう言えば昨日ね!私見たよ!」
あなた 「え....?」
モブ女 「あなたさんね。さゆちゃんのリュックの中からお財布とる所私見たの!」
あなた 「ちがっ....!私は取ってない!」
涼 「いいから返してやれよ。」
私を冷たい目で見てくる絹道くん
その目はとてつもなく怖くて
違うって言いたかったのに
言えなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。