あなたside
深澤「 あなたちゃん大丈夫かぁ?? 」
向井「 ほら 、ここスペースあるで横なり?? 」
『 (( コク 』
目黒「 まじすんません 、迷惑かけます 」
渡辺「 気にすんな 、こんな痛がってるししょーがないっしょ 」
佐久間「 俺達も心配だもん 」
目黒「 まじ助かる……あざす 」
岩本「 あなたちゃん 、辛いね 」
『 ((コクッ 泣 』
岩本「 あーごめんごめん 」
阿部「 どーしたんだろーね 、冷えちゃったのかな 」
目黒「 なんか 、今日の朝かららしくって 」
ラウ「 まじ?? え……大丈夫?? 」
『 ((フルフル ……だいじょばない 』
ラウ「 うん 、そーだよね 」
向井「 朝より痛むん?? 」
『 …うん……朝はまだご飯食べれたけど 、 給食食べれなかった… 』
目黒「 そっかそっか 、キツかったか 」
スタッフ「 目黒さん移動お願いします 」
深澤「 めめ〜撮影だって 」
目黒「 あぁ……じゃああなたのことお願いします!! 」
佐久間「 任せて任せて!! 」
『 蓮くん…いってらっしゃい 』
目黒「 うん 、頑張ってくるね 、大人しくしときなね ((サスサス 」
向井「 ほんま 、どーしたんやろなぁ… 」
岩本「 そんなにお腹痛いんだったら胃腸風邪とかかな?? 」
深澤「 気持ち悪いとかある?? 」
「 なぁい…… 」
渡辺「 これから来るかもだよな 」
宮舘「 最近学校とかでお腹痛いとか気持ち悪いとか言ってた子いる?? 」
『 んーん 、いないよ 』
宮舘「 いないか…なんだろね 」
『 っ……トイレっ…… 』
深澤「 トイレ?? めめいないから俺でもいい?? 」
『 ((コク 』
深澤「 んじゃ行こっか 」
佐久間「 ふっか 、変なことすんなよー 」
深澤「 んな 、めめの妹にするわけねーだろ!! しかもこんな弱ってる子に!! 」
深澤「 っし 、行こっか 」
『 うん… 』
『 うわぁぁぁぁん 泣 』
「 うぇ?! なになに?? 」
あなたちゃんをトイレに見届けてから数分後 、廊下中に響き渡るくらいの大きな泣き声が聞こえた
何があってもいいように女性のトイレはやめて多目的トイレにしていてよかった
しかも 、鍵は空けときたい っていうあなたのニックネームちゃんの要望で鍵は開けてる
その代わりボディーガードみたいにトイレの前に立ってる
「 おーい 、大丈夫〜?? 」
『 ふかさぁぁん 泣 』
涙声で必死に俺を呼ぶあなたちゃん
中はどーなってんのか分からないけど 、とにかく何か非常事態ということは確か
「 出れそうだったら出ておいでね?? 」
声をかければ 、中来て って言うからドアを開ければ 、便器の前に蹲っていて
顔色を確認すれば 、さっきよりも少し顔色が悪い気がする
「 お腹 、もっと痛くなっちゃった?? 」
そう言って 、背中を撫でてあげる
『 いたいぃ… 』
「 痛いね痛いね 、お腹痛いね 」
「 他にどっかしんどいとこある?? 」
安心させてあげるにはまずは原因探し
声をかけてみれば首を横に振るだけ
けど 、暫く頭撫でてあげたり背中撫でてあげたりしてればボソッと何か言い始めて
『 …ツっ…… 』
「 ん?? 」
『 パンツっっ 』
「 パンツ…?? パンツがどうした?? 」
『 血……付いちゃったぁ 泣 』
パンツに血…??
あ 、そーゆーこと……納得納得
これでお腹痛い原因とか分かったわ多分
「 ねぇあなたちゃん 、生理ってわかるかな 」
兄でもない俺が教えるのは少し違和感はあるけど わら
『 知ってる……ぐすっ……せんせー言ってたから 泣 』
「 そっかそっか……あなたちゃん 、それだよ 」
『 ふぇっ………ぐすっ 泣 』
「 悪いことじゃないからだぁいじょうぶよ 」
「 残りはお部屋戻ってから話そっか 」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。