第28話

リク 喧嘩
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2021/05/16 08:00
ラウールside



「あなたちゃん、めめ 後ちょっとで来ると思うよ」



あなた「コクッ」



ソファの上で丸くなって、嗚咽を漏らしながら泣くあなたちゃんに声をかける



事の始まりと言えば、



学校行こうとしたら、学校にいるはずの あなたちゃんがベンチの上に座ってて



"どうした?"って声掛けたら一気に泣き出すから そーっと抱きしめてあげて



多分、めめと喧嘩したんだろうなってのは分かったから 何も聞かずに手を引いて自分の家に連れてきた



そっからは、ゆっくりゆっくりり喋ってくれて、学校であったこと 自分の気持ちが素直に言えないこととか



言い終わったらまた涙がポトポト落ちてき始めて、今の状態



「辛かったね、今 家の中 俺しかいないし、
たくさん泣いていいからね」



あなた「ぐすっ、ふぇっ、」



「もう来るとおm…((ぴんぽーん」
「お、きたきた」



あなた「んん、」



「大丈夫大丈夫」
「開けてくるね」



やっぱり喧嘩した後だから気まずいんだろうね



「いいよ、上がって」



目黒「お邪魔します」
深澤「お邪魔します」



「ふふっどうぞ!」



めめも泣いたのかな、
目が赤い



深澤「あなたちゃん どこいる?」



「ソファの上だよ」
「2階行ってるね」



目黒「いい、ここ居て」



「うん、わかった」



目黒「あなた、」



あなた「コクッ」



目黒「ごめんね、苦しかったよね、、、ごめん」



あなた「れ、っくん、、、」



めめの名前を呼んで起き上がる あなたちゃん



目黒「ん?」



あなた「あなたっ怖かったっ、、、」



目黒「うん」



あなた「たくさん意地悪されて、筆箱も取られて
苦しかった、、でも、蓮くんお仕事忙しいから
相談できなくてっ
何日間かは我慢して学校行ったけど無理でっ
嘘ついて学校休んだら楽だなって感じて
ずっとこのままがいいって思った
だからっ今日の朝もっ、」



目黒「そっかそっか、あなた 話してくれてありがとな」



あなた「コクッ」



目黒「ごめん、気付いてやれなくて」
「俺がこんなんじゃ相談できねーよな笑」



あなた「蓮くんはっ、悪くないっ」



目黒「ううん、ごめん あなた」
「ごめんな、、、」












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