家からダッシュでみなみの家について中に入る
その後もみなみとたくさん話して帰宅
この「ただいま」「おかえり」は死ぬまでずっとお互いに言えるのかな。って考えてしまう。
いつかは廉もわたしから離れていってしまうんではないだろうかって。
少し不安になる。
そう言って私は廉に抱きついた。
朝起きて、会社や学校に行って帰ってきたら最愛の人がいる。
そんな毎日が遅れるのは決して当たり前じゃない。
いついなくなるかは分からない。
だから今ある時間を大切にして、
言える時に自分の気持ちをちゃんと伝えておこうって思う。
廉が好きって。
そしていずれ、大好きな廉と結婚できたら…廉との子供と一緒に幸せな家庭を作っていきたいって、高校生ながら思った今日この頃。
月日は流れ
『ままぁー、ぱぱってどんな人なのー?』
『そーだねっ!あのね、このまえね、パパが言ってたの!ママは可愛くて優しくてパパの大好きな人だって!』
『やったぁー!ゆうもママとパパ大好きー!』
『あ!でもねゆうはもう一人好きな人いる!』
『ママのお腹の中にいるゆうのおとうとー!』
『うん!早く出ておいでー!』
もうすぐ30歳になる今も、廉と娘の優羽とお腹にいる優羽の弟と幸せな家庭を作っていきたいな。って思う。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!