第2話

生き地獄の日々
1,966
2020/01/25 12:53
小学3年の頃からいじめられてきた私。



なぜ彼女達のターゲットになったかはこの時は全く分からず、いじめというものも半年後に知った。


初めは教科書や家から持ってきた本。
筆箱やノートなどの学用品などを隠されていた。



でも学年が上がるにつれどんどんエスカレートしていった。



中学に上がったらクラスが離れてなくなるだろうと思ったけど、クラス表では3年間とも彼女達と同じクラスだった。


私がいじめられていることを知った先生は他の先生に話さず対処してくれなかった。

だからといって親には言えない。



高校に行ったらみんな離れ離れになると思って遠い高校を選んだのに彼女達はついてきた。


私は彼女達からのいじめから離れることはできないのではないかと強く思うようになった。








気が弱くて他人から言われたら否定できない性格の私。



だから彼女達に抵抗することもできず時は過ぎていった。





【ある日】


私は彼女達に女子トイレに連れてかれた。
あいり
あいり
さっさと入りなさいよ!
あなた

きゃっ!

バタンっ🚪ガチャ
あなた

やめて!だして!

あいり
あいり
放課後になったら出してあげるよwww
かれん
かれん
最高すぎん?な?みなみ?
みなみ
みなみ
あ、うん…面白いね!
あなた

やめて!(バンバン)

かれん
かれん
じゃ!また後でねぇー
あいり
あいり
アハハハハ!
みなみ
みなみ
あは、はははは…
私たちの光景を見ていた人がいた。


3人が出て行ってしばらくした頃。
とっくに授業は始まっている時間だった。
廉
入るでー?
あなた

え…

廉
(ドアを押さえているものをどかす)
大丈夫?
あなた

…どうして…

廉
んー、見てたから?
ほら帰ろ?
あなた

え、ちょっ、まっ、

私は名前も知らない彼に腕を引かれて学校を後にした。

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