次の日のことでした
愛莉の顔じゃない
ただ、助けてもらうように
頼んだだけだろ!
なーんて言われて
私に繰り返す暴力と暴言
『そんなことしていいんだ』
とか、言ってみる
でも、本当に
私は、どうなっても知らん!
女「嘘つきなんだから!」
玲「そんなこと
言われても知らない!」
はぁ、こりないやつ。
美「お前!化粧してね?」
玲「え!すっぴんクソブスだ!」
あ、ばれた。
やばい。
ほんきでバレるんやけ。
あー。やば。
玲「化粧落とせ!」
女「おーとーせ!おーとーせ!…」
落とせコールが続く中
もう、化粧を落とすしかなかった
『しょーがないなー』
美「みんな!携帯の準備!」
あれっ?中学校って
携帯ダメだよね?(笑)
頭おかしくなったんかな?
あ、取らなあかん。
『はぁ。』
ため息をつきながら
化粧を落とす
『落としたけど?』
美「あ、あれ?」
玲「ほ、本当に。
愛莉様だったの?」
『ずっと言ってたんけど。』
全「すみません!愛莉様!」
「_____ 。ふふふっ。」
ほんと。バカすぎ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。