お昼を終えたら、
何故かなんだか少し気持ち悪くて
みんなと離れて座っていた。
すると、
WZ「…you、どうした?顔色悪いぞ」
you「いや、大丈夫…でもなんか気持ち悪くて」
WZ「うそだろ、大丈夫か?俺が保健所まで着いて行ってやるから、そこで休んどけ」
you「いや、いいから…大丈夫、すぐ治るかr……」
WZ「ほら、俺のことはいいから、行くぞ」
そう言われ、半ば強引に手を引かれて
保健所までウジと共に行った。
保健所に着くと、何故か係の人が居ない。
WZ「……は?なんで誰もいないんだ」
WZ「you、大丈夫か?ちょっと待っとけ、水でも買ってくるから…」
そう言ってウジは走って行った。
ウジはあの巨人達(?)といると小柄に見えるけど
私と比べたら背も高いし…
実は体格も良いし……
性格も…本当に優しいなぁ、
そんなことを思ってると、
水を2本持ってウジが戻ってきた。
WZ「…はァ、ごめん待たせた、これでも飲んでちょっと休んでおこうぜ」
you「ごめんウジ、迷惑かけたね…ごめん、」
WZ「いや?なんで謝るんだよ、これくらい気にすんな」
ウジは一見クールな印象だけど、
話すと気さくで優しいし、ノリもいい。
落ち着いてきたら、
さっきまでの気持ち悪さが軽くなってた。
you「…ウジ、助かったよ…ありがとね」
そう伝えると、ウジは照れたように笑った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。